第一章
過酷な労働環境、月収50万円の壁
忙しいのに稼げない勤務医の現実
- 医師の高齢化で勤務医の負担は倍増
- 超過勤務なのに薄給― 勤務医の予想外な現状
- 出世コースに乗れるか否か― 暗中模索の将来
- やりたいことが自由にできない― 医局勤務の悲劇
第二章
激化する集患競争、多発する労務トラブル
経営の仕事に忙殺される開業医も〝いばらの道?
- クリニック乱立で集患に頭を悩ませる開業医
- 日本の人口は減少しているが、クリニックは増加傾向にある
- 診療報酬削減で開業医の収入も減少
- 開業医は経営者、人事も労務も経理もすべて自己責任
- 看護師や医療事務員などスタッフの採用は難しい
- 法的規制の対応、開業場所の選定、設備導入……医師の素人経営が倒産リスクを高める
- 開業したばかりの医院の悩みは集患につきる
- 患者が医師を選ぶ時代がやってきた
- なぜクリニックにはホスピタリティが重要なのか
第三章
経営はプロに任せ、診療に集中できる
高収入と理想の働き方を両立する新たな開業スキーム
- 開業資金ゼロでも可能、サブリース運営というビジネスモデル
- 自己資金 0円で好みのクリニックを建てる
- 開業までの流れを理解し準備する
- 医師の開業は、多くの業者にとってのビジネスチャンス
- 第三者のコンサルタントを入れてトラブル減
- 本当に自分のしたい診療に集中できる環境を作る
第四章
自己資金ゼロ、年収3000万円!
経営と医業の分離で成功した新設クリニック
- 事例1・地方衛星都市の「すきま」科目を狙って経営安定
- 事例2・薬品・機材の一括仕入れで超・高利益率を実現
- 事例3・異業種の経営ノウハウで患者満足度を高め、集患競争を勝ち抜く
- 事例4・スタッフ育成で効率的な運営を実現。スタッフの満足度も上げる
第五章
院長自ら医業に専念できる環境づくりが
クリニック成功の絶対条件
- 事業サービス企画書を作って全体の組織力を高める
- 医療と経営の切り分けが厳しい時代を乗り切るカギ
- 新しい地域医療、新しいクリニックの姿を考える
事例紹介
■その1 大いなる想いがあり開院を決意 から 目標を定めるに至った経緯
・・・
クリニック開院については大学時代・医局時代を経て、様々な想いがあり、開院という選択を致しました。その中でも現在の小児科医療が諸問題を解決するためには、病院の勤務医という立場では難しく開業医として変革を求めるべきである、という点が主な理由です。 ・・・